バレリーナやモデルのような長い首は、スタイルがよく見えて憧れますよね。
実は、生まれつき首の骨が長い・短いという人は少数で、大抵は同じくらいの長さで骨格ができています。姿勢や首・肩周りの筋肉によって、長く見えたり短く見えたりしているだけなのです。
この記事では、首を長く見せるためのストレッチやマッサージをご紹介します。首をできるだけ長く見せたいという方は、ぜひ最後までご覧ください。
首が短く見える原因は、【姿勢】にあります。もう少し具体的に言うと、姿勢によって【肩甲骨の位置】が上に上がっており、その結果肩がこわばって上に上がり、首が短く見えるのです。
一度鏡の前に立ち、わざと猫背になったり、顔を前に出しストレートネックのような形をつくってみてください。前から見たときに、首が短く見えませんか?
逆に顎をしっかり引き肩を下ろす(=肩甲骨を下げる)ように意識すると、猫背を作ったときに比べて圧倒的に首が長く見えることがわかると思います。
バレリーナの首が長く見えるのは、常に首がキレイに見える姿勢を保っているからなんです!
それができるのは日々の訓練の成果ですが、意識することで誰でも首をキレイに見せられるようになります。
また、両手を逆さまにして首に添え、親指は下顎骨(耳の下のゴリゴリした骨)のあたり、他4本の指は軽く首の後ろをつかむ体勢をとってみましょう。そしてそのまま、親指で首下のお肉を耳のほうに向かって両側に引っ張ってみてください。
顎下のお肉を引き上げるようなイメージです。
すると顎下がスッキリとして、首が長く見えますよね。
つまり、
- 姿勢を良くする=肩甲骨の位置を正す
- 顎の下のラインを引き締める
これらをすることで、スラッと伸びたキレイな首を手に入れることができるのです!
姿勢を正して肩甲骨の位置を下げられるように、ストレッチを始めましょう。
体はつながっているので、肩甲骨まわりだけをほぐすだけでは、効果は得られません。一時的にはスッキリしますが、少しするとまた元通り。そうならないよう、継続してストレッチを行うこと、そして日常的に良い姿勢でいることを意識するようにしてくださいね。
首周りのストレッチ
首を前後・左右・右回し左回しと、ゆっくり大きく動かしましょう。
手の力も借りながら、無理せず「痛気持ちいい」と感じるところまで、ぐいーっと伸ばしてみてくださいね。
できれば1日数回、凝り固まる前に動かしてあげられたらベター。
スマホ首(ストレートネック)が気になる方は、首枕を使ってみるのもひとつです。
筆者も首枕使っています。特に首が凝ってるなと感じる日に、寝る前5分くらい。すごく気持ちいいし安眠にも繋がっているように感じます!オススメ!
肩周りのストレッチ
肩関節を柔らかくしていきましょう。
シンプルに片側ずつ前回し・後ろ回しをするのも効果的です。
また、両手を上に上げ、片側ずつ上から引っ張られるようなストレッチをしてみてください。肩周りがスッキリすると思います。
肩甲骨まわりをほぐす
肩甲骨がガチガチに固まっていると、肩こりもひどくなりますし、肩がこわばって首が短く見えてしまいます。
腕を後ろで組んで、後ろの方向に向かって引っ張ってみましょう。肩甲骨どうしの距離が縮まるような動きになります。そして今度は前で腕を組み、前方に向かって引っ張ります。背中が丸まる体勢になります。
これを前後繰り返して行い、肩甲骨まわりをほぐしていきましょう。
特に肩甲骨が固まっていると感じる方は、ストレッチポールを取り入れてみてください。ストレッチポールとして活用できるポールは、100均でも手に入ります。
骨盤まわりをほぐす
一見首の長さには関係がないように感じる骨盤ですが、骨盤が前傾・後傾していると、引っ張られて上半身全体が崩れます。そうならないように、骨盤も柔らかくしましょう。
マッサージボール(100均に売っているテニスボールでもOKです)の上に軽くおしりを当て、コロコロ転がしておしり周りをほぐしましょう。骨盤用のマッサージアイテム、骨盤枕などを活用するのもオススメ。
腰痛に悩んでいる方も、骨盤まわりのストレッチを取り入れるようにしましょう。
良い姿勢を保つために意識すること
まず、頭の上からストローで吸われているようなイメージで、頭のてっぺんを引き上げます。
このとき顎は上げず、軽く引くように意識しましょう。
そして肩は力を入れず、ストンと下に下ろしてください。
耳と肩の間が広くなっているような感覚があれば、正解です!
次に、あばら骨がしっかり正しい位置で閉じていることを確認しましょう。腹筋の奥の方に力が入っていると思います。
あばら骨が前に向かって開くような形になると、反り腰になりますよね。そうならないように、しっかり腹筋に力を入れましょう。肩は力を抜いて下ろしたままにしてくださいね。
最後に、骨盤が正しく起きているかを確認してください。前にも後ろにも倒れず、まっすぐ立っているようなイメージを持ちましょう。
以上、いかがでしょうか?鏡の前でやってみると、すごく良い姿勢になっていることが分かると思います。首も長く見えませんか?この姿勢を保つには、腹筋・背筋両方が必要です!
ここでは顎のライン(フェイスライン)を引き締めるのに効果的なストレッチをご紹介します。
舌垂直伸ばし
まずはゆっくり上を向きます。
そして上を向いたまま、舌を床と垂直になるように天井に向かって伸ばします。そのまま4秒キープ。
舌を戻し、顔も正面に戻します。
これを1日数回、やれるときにやってみましょう。
筆者は一時期これにハマっていたのですが、フェイスラインが引き締まって、触ってわかるくらい固くなりました。たるみに効果絶大です!トイレに入ったときにやるようにしていました。
表情をよく動かそう
表情筋もフェイスラインに影響します。無表情が多いと表情筋が使われずだんだん弱まり、フェイスラインがたるんでしまいます。なるべく表情を動かすように意識しましょう。
マスクで隠れることが多いと、表情も固まってしまうと思います。そのときは、マスクの中で大きく口を開けて「あ・い・う・え・お」と表情を動かすようにするのもオススメです。
食事はよく噛んで!
食事するときは、よく噛んでから飲み込むようにしてください。なるべく奥歯の片側だけでなく、両側で噛むようにしましょう。
咀嚼することで表情筋も動き、フェイスラインの引き締めに効果があります。
よく噛んで食べることは、時間をかけて食べられる・消化の負担を減らせるという点で、ダイエットにも効果的ですよ。
以上で紹介してきたストレッチやエクササイズは、数日で効果が出るようなものではありません。継続することで、だんだんキレイになっていくものです。
ここでは、少しでも首を長く見せられるよう、すぐに実践できる方法をご紹介します!
首が出るヘアスタイル(まとめ髪)をしてみる
首に自信が持てないとまとめ髪にするのも気が引けると思いますが、思い切って髪をまとめてみましょう。髪を下ろすよりも、首周りがスッキリ見えるのではないでしょうか。
すべてまとめるのは自信がないという方や、寒い時期で髪をおろしたいという場合は、ハーフアップでもOKです。
首が出ることで、長く見えるように意識もいくかと思います。
Vネックラインの洋服を着る
首元が詰まった洋服よりも、デコルテが大きめに空いた服のほうが、首周りがスッキリとして見えます。特にVネックは、首を長く見せるのに効果的です。
筆者も、鎖骨が隠れるくらい詰まった洋服はまるで似合いません…選ばないようにしています。
Vネックが痩せ見えもしてお気に入りです!